ピーターパン症候群とは?特徴や症状、チェックリストや治し方も解説!
今回は「ピーターパン症候群」についてご紹介していきます。ピーターパン症候群とはどんな意味なのでしょうか。症状の特徴やチェック方法は?女性もいる?詳しくご紹介していきます。
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ピーターパン症候群とは?意味は?
ピーターパン症候群とは、一体どんな意味なのでしょうか?定義についてご紹介していきます。
ピーターパン症候群とは?年齢的には大人で精神的には子供の男性!
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ピーターパン症候群(PPS)は、ピーターパンシンドロームとも呼ばれています。
ピーターパン症候群とは、年齢的には大人でありながら、精神的には子供のままである男性を意味します。
「ピーターパン症候群」は、1983年にアメリカの心理学者であるダン・カイリーが「ピーターパン症候群」を記した際に提唱した一種のパーソナリティ障害です。
そのため「ピーターパン症候群」は医学的あるいは心理学的に正式な用語ではありません。
ピーターパン症候群というのは、多くの人に現れる心理的な問題の一つであるとされています。
しかしながら、ピーターパン症候群である男性は、言動が子供じみているというだけにとどまらず、精神的・社会的・性的な面にリンクすることで問題を引き起こしやすいとされています。
ピーターパン症候群は男性だけ?女性は?
先にもご紹介したとおり、ピーターパン症候群は該当すると思われる事例のうちほとんどが男性だと言われています。
しかしながら、ピーターパン症候群に女性がいないというわけではありません。
女性の場合であっても、男性と特徴や症状、原因は同じであると言われています。
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ピーターパン症候群の特徴!主な症状は?
続いては、ピーターパン症候群の特徴についてご紹介していきます。ピーターパン症候群と言われる人にはどのような症状があるのでしょうか?
①ナルシスト
ピーターパン症候群の特徴・症状の1つ目は、ナルシストであるというものです。
ピーターパン症候群である場合、人間的に未熟であり極度なナルシシズムに走る傾向があると言われています。
自分は特別な存在だと思っているので、「自分は何をしても許される」と考えていて、周囲が迷惑がっていることに気がつきません。
②KY
2つ目は、KYという事です。ピーターパン症候群の男性は、ナルシストであることから周囲の迷惑に気が付けず、その影響で空気が読めないと言われてしまう場合の多いです。
グループでは調和を乱してしまうことも多いです。
③無責任
3つ目は、無責任です。自分は特別だと思っていて責任感が無いので、社会人としてしっかりとやっていく能力に問題がある場合があります。
物事はぎりぎりまで放っておくこともしばしばで、もうこれ以上は無理だとなってから取り掛かることも多いです。
④男尊女卑的な思考
4つ目は、男尊女卑的な思考です。ピーターパン症候群の男性は男尊女卑的な思考を持っていて、自己主張をする女性や管理職の女性などが苦手です。
ピーターパン症候群の男性は、独立心のある女性を攻撃することはなく、避ける傾向にあります。表面的には優しい男性のようにも見えます。
ナルシシズムと男尊女卑的な思考が原因となり、女性と関わって恋愛をして人間的に成長することができないとも言われています。
⑤依存的
5つ目は依存的であるということです。経済的に親に頼っていて、20代初めでも同居していたりすることも多いようです。
親以外の他の人に頼って暮らしている場合もあるようです。
⑥女性との会話は苦手
6つ目の特徴は、女性との会話が苦手という事です。
ピーターパン症候群の男性は幼少期の幻想にとどまり続けようとするので、女性との会話が苦手である場合が多いとされています。
大人の人間として、現実的な将来や人生の構想への意識がないため、女性とつり合いが取れた話題について行くことができないためです。
⑦常識外れな行動も取る
7つ目の特徴は、時には常識外れな行動も取るという事です。
ピーターパン症候群の男性は自己中心的で無責任であり、価値観が世間一般の常識から逸脱していることも多いです。
法律でさえ蔑ろにしてしまう傾向があります。
そのため、社会的にうまくやっていけなくなり、孤立してしまうケースも多いとされています。
ピーターパン症候群の原因は?
それでは、ピーターパン症候群に陥ってしまう原因とは、一体なんなのでしょうか?ご紹介していきます。
①親が過保護
ピーターパン症候群の原因と言われる1つ目は、親の過保護です。
親が過保護であり、親に依存してしまうことがピーターパン症候群の一因になると言われています。
②家庭環境に問題があった
原因と言われる2つ目は、家庭環境です。幼少期に虐待を受けていたり、両親が不仲だったりしたという場合も多いと言われています。
しかし、家庭自体は裕福である場合が多いようです。
過度なストレスが原因になって、ピーターパン症候群を引き起こしているということです。
③マザコン
3つ目は、マザコンです。マザコン、つまりマザーコンプレックスの延長でピーターパン症候群に陥ってしまうこともあると言われています。
④現実逃避
4つ目は、現実逃避です。社会的な束縛感や孤立感、劣等感から逃げたいと思うことが原因でピーターパン症候群になってしまうと言われています。
ピーターパン症候群かチェックする方法は?
続いては、ピーターパン症候群のチェック方法についてご紹介していきます。
ピーターパン症候群を診断するチェックリストは以下の通りです。
- 「自分のせいではない」と不満に思うことが多い
- 物事は「できない」と投げ出すことも多い
- 責任感が足りないことがある
- 思い通りにいかず周囲にあたることが多い
- 自分の気持ちを抑えきれず、爆発してしまうことがある
- 喜怒哀楽の表現が子供っぽい
- 努力や我慢が苦手
- 仕事を変えることが多く長続きしない
- 自分はいつも正しく、認められて当たり前だと思っている
- 自分の価値観やこだわりは絶対
- 自分と異なる意見を受け入れようとしない
- ナルシストだ
- 恋愛をしても続かない
- 自信が無く劣等感がある
- プライドが高く非難されるのは嫌
- 謝ることができない、あるいは必要以上に謝る
- 気が弱く、嫌なことがあると一人で過ごしたくなる
- 空想にふけるのが好き
- 誰かに頼るのが楽なので自分で行動するより人に頼る方が好き
- 気がつくと一人ということがよくあるが、理由がわからない
以上の項目で、7~9個当てはまる人は、自己分析をするとよいでしょう。11~14個当てはまる人は要注意なレベルです。15個以上当てはまる人は、ピーターパン症候群の可能性が高いです。
ピーターパン症候群の治し方!
最後に、ピーターパン症候群の治し方についてご紹介します。どうすればピーターパン症候群を治すことができるのでしょうか?
①自覚する
まずは、自分がピーターパン症候群であるということを自覚しましょう。
自分は精神的に大人になれていない、他人のことも考えるということができないということを受け入れましょう。
まずはそのような自分を認めるということがとても重要です。そして、それではこれからどうしていけばよいのかと考えていくようにしましょう。
②精神的に自立できるよう工夫する
次に、精神的に自立できるように工夫して生活するということです。
経済的に自立するよりもまず、精神的に自立できるよう取り組んでみましょう。
今まで何かがあったらすぐに他人に頼っていたというのであれば、まず自分で解決できるように挑戦しましょう。
ムカついてもすぐに起こりだしてはいけません。冷静にめんどくさいことにも一つ一つ向き合っていくことで、ピーターパン症候群を脱することができるでしょう。
③本を読む、ドラマや映画を見る
本をたくさん読んでみる、あるいはドラマや映画などの作品に触れるというのも良いでしょう。
他人の気持ちを想像できない、他人が迷惑に思うことに気づけないという場合は、作品に触れることでその感覚を養うことができるでしょう。
ただ見るだけでなく、こういう時自分ならどういう行動をするか?と想像しながら見るようにするとよいでしょう。
④周りの事を考えて行動する
行動する際、周りの事を考えられているか?と常に考えてこうどうしてみましょう。
自分が良ければ良いと思わず、相手の立場に立って物事を考えていけば、自然と相手のことを思いやれるようになるでしょう。
⑤カウンセリングを受ける
どうしても自分一人ではうまくいかないと思う場合には、心療内科などでカウンセリングを受けてみるのも良いでしょう。
何が問題なのかを明確にしてもらうことができ、解決方法を教えてもらうことができるでしょう。
ピーターパン症候群は治せる!
今回はピーターパン症候群についてご紹介しました。ピーターパン症候群というのは医学的・心理学的な病気というわけではないですが、このような状態に該当する男性は少なくないようです。
チェックリストによる診断で引っかかってしまったら、ぜひ治し方を実践してみてください。
ピーターパン症候群は病気ではありません。治すことができるものです。ぜひ諦めずに実践してみてください。
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