授乳中のカレーはダメ!?理由は?食べる際の注意点もまとめ!
今回は、授乳中のカレーについて注目します。授乳中の食事は大事といわれており、食べてはいけないものが気になるママは多いと思います。授乳中にカレーはだめなの?辛いものは?カロリーにも注意?詳しくご紹介していきます!
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授乳中にカレーはNG!?よくない理由とは?
妊娠中程ではなくても、授乳中の食事には気を使いますよね。育児が大変な中、カレーは簡単にできますしおいしいので食べたいと思うママも多いのではないでしょうか。
授乳中のカレーは、良くないのでしょうか?実は、あまり良くないという話もあるようです!
なぜ授乳中のカレーはよくないと言われるのか、食べるならどのような点に気を付ける必要があるのか、ご紹介していきます。
①母乳の味が変わる?
授乳中のカレーが良くないと言われる理由の一つ目は、母乳の味が変わると言われていることです。
カレーはスパイスが入っていて、刺激的でにおいも強いです。そのため、母乳の匂いが変わり、母乳を嫌がる場合もあるという話があります。
しかしながら、授乳中に母親が食べたものが母乳の味に影響するというのは、医学的に認められている話ではありません。
あくまでも体験談や噂に過ぎないようですが、カレーを食べた翌日、母乳の匂いが強くなったと感じるママや、赤ちゃんが母乳を飲まなかったというママがいるそうです。
しかし、もしカレーを食べて母乳の味が変わってもそれほど長く続くものとは考えられません。
カレーばかり食べ続けるというようなことがなければそれほど問題ではないのかもしれませんね。
普段油分が少ない食事のママでは影響が大きい!?
2021年現在から10年以上前の研究にはなりますが、ママの食事により母乳の匂いが変わるのかどうか確かめた論文がありました。
5組の親子で、ママがカレーを食べる前と後の母乳の匂いを分析し、前後の授乳の様子を観察したそうです。
すると5人のママのうち4人はカレーを食べた後で母乳の匂いが変わったそうです。
赤ちゃんへの授乳では、1人は目の周りが赤くなり、母乳を吐き出し、もう一人はおっぱいへあまり吸い付かなかったそうです。
しかしこの実験では2か月以上カレーを食べておらず、また普段は和食を食べるようにしていた母親を集めて行われていたそうです。
5人のうち唯一母乳の匂いにあまり変化がなかった1人は、普段の食事で他の4人と比較して油の摂取量が多かったということでした。
そういうことから、普段油を多めにとっている人では、カレーを食べても影響が出にくいようです。
②肌荒れ、湿疹が出る
授乳中のカレーが良くないと言われている理由の2つ目は、赤ちゃんが肌荒れを起こしたり、湿疹が出たりすることです。
母乳には、ママが食べたものの成分が1%ほどは移行するんだそうです。カレーのスパイスの刺激が原因で、肌荒れを起こしたり湿疹が出たりする場合があると言われています。
③下痢になることも
また、肌荒れや湿疹と同じく、スパイスによる刺激によって赤ちゃんの発達がまだ十分ではない臓器に影響がある場合があると言われています。
そのため、場合によっては赤ちゃんに腹痛や下痢を引き起こすことがあるそうです。
肛門の周りがただれる場合もあるようですので、カレーを食べたときには赤ちゃんの様子をよりよく見ておくとよいかもしれません。
④ママが乳腺炎になる危険も
その他、赤ちゃんへの影響以外にも、ママの乳腺炎の原因になる場合があります。
乳腺炎は乳腺に母乳が詰まり、おっぱいが赤く腫れて固くなり、痛みます。ひどくなると38℃以上の高熱が出て、吐き気等をもよおすこともあります。
カレーには油脂が多く含まれているので、食べると母乳にも脂肪分が多くなり乳腺が詰まりやすくなってしまうのです。
そういうことから、カレーに限らず油脂が多いものを食べすぎるのはよくありません。
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授乳中でもカレーを食べたい!注意すべき点は?
授乳中にカレーを食べる影響についてご紹介してきました。それでは、授乳中にカレーが食べたい場合、どのようなことに注意すればよいのでしょうか?ご紹介していきます。
注意点①辛さは控えめにする
Peggy und Marco Lachmann-Anke/Pixabay
注意点の1つ目は、カレーの辛さは控えめにするということです。スパイスが赤ちゃんにとって刺激になりますので、辛いほど刺激は強くなるでしょう。
辛いカレーが好きだというママも、授乳中には甘口か中辛にして食べたほうがよさそうです。
注意点②ルーの添加物等に注意!カレー粉が〇
注意点の2つ目は、カレールーの添加物等を確認することです。カレールーには小麦粉や油脂が多く含まれており、添加物も入っています。
最良なのは授乳中にはスパイスからルーを使わずにカレーを作ることです。
そうはいっても、授乳中はまだママの体も本調子じゃなかったり、料理に時間をかけていられなかったりします。
ルーを使うなら何が使われているのかよく確認するとよいでしょう。化学調味料等の添加物がなるべく入っていないものがよいでしょう。
注意点③食べ過ぎない
注意点の3つ目は食べ過ぎないということです。カレーは油脂が多いので、食べ過ぎることは控えたほうがよいでしょう。
しかし、一度に食べる量を控えめにしたり、頻繁に食べることを避けていればカレーを食べても特に問題はないでしょう。
注意点④水を多めにする
Constanze Riechert-Kurtze/Pixabay
注意点の4つ目は、ルーを使ってカレーを作る際にはいつもより水を多めにするということです。
やや水を多めにすることで、油脂や小麦粉、塩分を少し控えることができます。
あまりどろどろになるまでルーを加えず、ややさらさらめのカレーにするとよいでしょう。
注意点⑤副菜もつける
注意点の5つ目は、カレーを食べるときにはカレーだけでなく副菜も一緒に食べるということです。
カレーを食べる際には1品料理となりがちなので、サラダや蒸し野菜など、あっさりと食べられる野菜の副菜を加えましょう。
栄養バランスもとれますし、カレーの食べ過ぎを防止することができるでしょう。
授乳中にカレーを食べた人の体験談は?
授乳中のカレーの影響、食べる際の注意点についてはご紹介しました。
ところで、実際のところ、授乳中にカレーを食べた!というママの体験談はどうなのでしょうか?最後にご紹介していきます。
特に影響はなかった?
まずは、特に影響はなかった!という意見です。カレーを食べたら影響があるなんて知らずに普通に食べていたというママも多いようです。
先にもご紹介した通り、母乳の味が変わるというのは普段のママの食生活次第ということもあり、そもそもあまり変化がない人もいます。
また、赤ちゃんによっても、味が多少変わってもいつも通り母乳を飲む子も結構いるようです。
子供の湿疹がひどくなった
中には、やはり子供の湿疹がひどくなったという人もいました。カレーを食べると赤ちゃんの湿疹がひどくなるため避けていたそうです。
赤ちゃんの月齢が進んでくると、食べてもそれほど影響が出なくなる場合もあるようです。
特に男の子の場合では肌トラブルを抱えることが多いので注意が必要です。
夜泣きをした
カレーを食べて授乳したら、赤ちゃんが夜泣きをしていたという人もいました。
飲むのを嫌がる場合ではなくても、赤ちゃんを興奮させてしまう場合もあるようです。
目の周りが赤くなった
先にご紹介した研究の結果にありましたが、赤ちゃんの目の周りが赤くなったという人もいます。
目の周りが赤くなる原因は乳児湿疹等いろいろありますが、アレルギー反応を示しているのかもしれません。
数時間経過しても治まらなかったり、その他にも赤ちゃんが機嫌が悪い等の気になる症状があれば病院を受診した方がよいでしょう。
授乳中のカレーは注意して食べよう!
今回は、授乳中にカレーを食べる影響についてご紹介しました。授乳中のカレーはNGというわけではなく、注意すべき点を守ればそれほど問題なく食べることができそうですね。
カレーに限らず、特に授乳中はバランスの良い食事を心がけたいものです。いろんなものをなるべくまんべんなく食べられるよう、注意していきましょう!
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