アッコロカムイとは!?アイヌに伝わる巨大タコ!?【都市伝説】
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アッコロカムイとは?巨大なタコ!?
アッコロカムイとはいったいどんな怪物なのでしょうか?一言でいうと、巨大なタコであるようです。ご紹介していきます。
アッコロカムイはアイヌに伝わる巨大タコ!
アッコロカムイとは、アイヌ語で「at kor kamuy」であり、紐(触手)を持つカムイ(神格がある高位な霊的存在)という意味です。
アイヌ民話に伝わっていて、その姿は巨大なタコです。漢字では「大章魚」と書くそうです。アッコロカムイの足は6本だと言われています。
一方で、一説には巨大魚と言われることもあるようです。民俗学研究所による「日本妖怪変化語彙」には「大章魚」とは書かれているものの、タコとは書かれていないようです。
アッコロカムイは北海道の内浦湾に住む?
アッコロカムイは北海道の内浦湾(噴火湾)に住んでいると言われています。
足を広げると1ヘクタールほどの大きさだということで、体は赤く、体の色が反射して海やそれまでも周囲を真っ赤に染めるんだそうです。
船や鯨をも飲み込んでしまうということで、アイヌは海や空が赤く染まると決して近づかないようにしていたんだとか。漁に出るときは大鎌を持って行っていたそうです。
アッコロカムイは元々クモの怪物・ヤウシケプだった!?
巨大なタコの怪物であるアッコロカムイですが、実は元々は6本足の大きなクモの怪物である「ヤウシケプ」だったという民話があります。
昔、レブンゲ(虻田郡豊浦町字礼文華)の地に現れたというヤウシケプは、家を壊し、土地を荒らして回っていたんだそうです。
人々が恐れ慄き、その声が神に届いて、海の神であるレプンカムイがヤウシケプを海に引き取ることにしました。
こうしてヤウシケプは内浦湾内へと入れられ、タコへと姿を変えられたそうです。
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アッコロカムイに似たアイヌの海の怪物は!?
巨大なタコの怪物と言われるアッコロカムイですが、アッコロカムイの他にもアイヌには海に住む怪物がいると言われています。
「アツゥイカクラ(アヅイカクラ)」という巨大ナマコは、川から流れてきたモウル(女性の肌着)が化けた怪物と言われ、流木などに口をつけ海上に浮かび、近づいてきた漁船を転覆させると言われています。
「レブンエカシ」は「沖の長老」という意味の怪物で、8頭ものクジラを飲み込んでしまうと言われています。
とある2人の漁師が飲み込まれた際には、腹の中で焚火をして吐き出されたものの、レブンエカシの毒のせいか、頭がはげてしまったという逸話もあるようです。
「アツゥイコロエカシ」は室蘭近海に現れる巨大な赤い怪物で、船を飲み込んでしまうと言われています。
アッコロカムイは存在するのか?
Clker-Free-Vector-Images/Pixabay
今回は、アイヌに伝わるタコの怪物「アッコロカムイ」について、ご紹介しました。
西洋には「クラーケン」と言って、巨大なタコやイカのような形で描かれる怪物が伝わっていますが、とても良く似ていますね。
果たして、アッコロカムイは実在するのでしょうか?一種の都市伝説ですが、全くのデマとも思えないような気がしますね。海が赤いときには、近寄らない方が良いかもしれませんよ。
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