クローン携帯とは?本当に存在するの?発生例や可能性まとめ!
今回はクローン携帯の都市伝説について、ご紹介していきます。クローン携帯とは、いったい何なのでしょうか?過去の事例はある?本当にあるの?詳しくご紹介していきます。
<スポンサーリンク>
クローン携帯とは?同じ番号の携帯電話?
「クローン携帯」というものを聞いたことがありますか?正式に契約されている携帯電話の番号と全く同じ番号の他の携帯電話のことです。
本当にそんなものが存在しうるのでしょうか?詳しくご紹介していきます。
クローン携帯とはどんな携帯?
クローン携帯とは、先にご紹介したしたとおり、正式に契約された携帯電話と同じ番号を持つ他の携帯電話の事です。
クローン携帯は、事業者側では識別不可能な端末であり、他人に利用されていて、その他人の利用料金は正式な契約者に請求されてしまうそうです。
クローン携帯はあり得るの?
いかにも都市伝説というような「クローン携帯」ですが、本当にそのようなことが技術的にあり得るのでしょうか?
携帯電話の事業者側の識別では、事業者の認証センターにて、端末に付与されている固有の識別番号(ID)と電話番号の対応を管理するようなシステムになっているそうです。
発信元や受信先の判別は事業者のセンターで行っており、固有IDにより判断されているということです。
固有IDは利用者には確認できない仕様となっており、事業者間で通信認証する際には暗号化されているため、例えば通信を傍受してIDを盗むということも難しくなっています。
ただ、正式に契約されている携帯電話からSIMカードやFOMAカードを取り出すことで、ICからパソコンでデータを抜き出し、別のICに書き込むことでクローニングすることは可能なようです。
つまり、例えば使っている端末を紛失するなどして端末の基盤を分析したり改造したりされて同じ固有IDと端末IDを持つ端末を作ることができ、クローン携帯ができてしまうということです。
これは、事業者側でも区別することが難しいので、クローン携帯は技術的にはあり得るのです。
クローン携帯の存在はキャリアが否定している!?
しかしながら、クローン携帯が存在しうるかどうかということについては、2003年頃、パケットによる使った覚えがない高額請求事例が多発した際に、キャリアが否定しています。
この高額請求事例自体は、クローン携帯が存在するのではないかと利用者側で疑念が広まったのですが、実際には、思っている以上にパケットが消費されていたことによる高額請求でした。
この騒ぎにより写真の送受信やゲームなどで、思った以上にパケットが消費されるという認識が広まっています。
<スポンサーリンク>
クローン携帯の発生例は?
続いては、クローン携帯の発生例についてです。実際にクローン携帯というものは過去に発生しているのでしょうか?
中国では安く買うことができる書き換えが可能なメディア(MAGICSIMやSIMMAX等)があるので、アジア中心にクローン携帯は増加している現状にあるそうです。
一方で日本では事業者側から公式に発表されてはいないものの、債務不存在の事例や訴訟は起こっているようです。
そのような事例で事業者に訴訟をすると電話番号の変更や機種の変更等の債務取り消しの条件を提示されて和解を提示されるという話があります。
表向きではIDサーバーエラーとして処理されているようです。
2003年に愛媛県でクローン携帯事件が発生!?
2003年には愛媛県でクローン携帯ではないか?と話題になった事件が起こっています。
KDDIでパケット通話契約がなかった携帯電話で、操作していないときに着信通話中になって会話が聞こえる、もしくは「パケット通信中です」というアナウンスが聞こえるということがあったそうです。
通話料金の明細をとったところ、2003年5月が66万円、6月が78万円、7月が42万円、8月が14万円となっていて、実際に契約者本人が使ったと認められた分はわずかだったそうです。
結局この事案は県警察本部サーバー対策課や消費者生活センターを通してKDDIに相談し、2003年11月に料金請求は免除になったそうです。
現在はクローンスマホが話題に!
スマートフォンが普及している現在では、「クローンスマホ」が話題になっているようですのでご紹介していきます。
古いスマートフォンがクローン携帯になりうる!?
また、現在では、スマートフォンの買い替えの際に古いスマートフォンをそのまま持っておく人も多いかと思いますが、これが原因で「クローンスマホ」が出現してしまうという場合もあるようです。
スマートフォンを買い替えると、当然古い端末は持っていても携帯電話番号による通話はできません。
一方、wi-fi接続さえすれば、ネット上で新しい端末と同じように利用できるので、いわゆるネット上でのクローン携帯のようなものが存在してしまいます。
例えばその端末を盗まれてしまうと、ロック画面でもSNSでのやり取りの一部、メールの一部等が表示されてしまいます。
そのため、古い端末にも万が一のことを考えて、パスコードロックをかけておくこと、ロック画面でのアプリ等の通知はオフにしておくことが必要です。
さらに、バックアップを取っているパソコンもしっかり管理しておく必要があります。
アナライザーと言って、スマホのバックアップデータの解析や復元ができるソフトがあり、これを使うとバックアップデータをパソコンから閲覧できてしまいます。
元交際相手をクローンスマホで監視して逮捕
2017年11月には、元交際相手のスマートフォンデータを他のスマホ等にバックアップしていわゆる「クローンスマホ」を作って、元交際相手に対し不正アクセスを行った男性が逮捕されています。
このような事案も発生しかねないので、スマホの管理や古いスマホの管理には十分に気を付ける必要があります。
クローンスマホが作れるアプリがある!?
なんと、現在ではスマホをクローン化するためのアプリも存在しているようです!
中には、相手のスマホに触れることなく、icloud情報が分かっていれば簡単にクローン化できるというものもあります。
ちなみにandroidの場合では、相手のスマホを触れずにクローン化できる方法はないようです。
またSIMカートをクローン化する方法もあるということです。SIMカードの実物があればクローン化できるようです。恐ろしいですね。
クローンスマホに気を付けて!
今回は「クローン携帯」についてご紹介してきました。キャリアは否定していて、日本国内では発生事例がないとされているクローン携帯。実際には水面下で発生している可能性が高そうです。
もしかするとあなたの携帯もクローン化されているかもしれません。ネットワークプロバイダーに携帯電話の記録を請求するなど、クローンスマホが存在していないかチェックする方法もあります。
クローン携帯は都市伝説と言われていますが、実際には都市伝説ではなく実在していてもおかしくありません。皆さん気を付けてください。
<スポンサーリンク>
最近のコメント