サンチアゴ航空513便事件とは?真相は?嘘なの?【都市伝説】
今回は「サンチアゴ航空513便事件」についてご紹介していきます。サンチアゴ航空513便の都市伝説を知っていますか?消息不明となったはずの513便が35年後に現れた?真相は?嘘なのかについてもご紹介していきます。
<スポンサーリンク>
サンチアゴ航空513便事件とは?概要は?
都市伝説として語られる「サンチアゴ航空513便事件」とは、どのような事件なのでしょうか?
事件の概要について、まずはご紹介していきます。
サンチアゴ航空513便事件の概要
Hands off my tags! Michael Gaida/Pixabay
サンチアゴ航空513便事件の発端となったのは、1989年11月14日号のアメリカのタブロイド紙であるウィークリー・ワールド・ニューズの15ページで報じられた以下のような事件です。
1989年10月12日、ブラジルのポルト・アレグレ空港に1機のロッキード・スーパーコンステレーションが、管制塔の許可を得ずに着陸した。機内を調べると、乗客乗員あわせて92名全員が白骨死体となっていた。フライトレコーダーを調べてみると、同機は1954年9月4日、西ドイツのアーヘン空港からポルト・アレグレ空港に向かっている途中で行方不明になっていたサンチアゴ航空513便だと判明したと上記のマスコミが伝えた。
(引用:wikipedia)
つまり、1954年に西ドイツのアーヘン空港を離陸して行方不明となったサンチアゴ航空513便が35年の時を経て、1989年に当初の目的地だったブラジルのポルト・アレグレ空港に現れたということです。
サンチアゴ航空513便事件は逆バミューダ・トライアングル現象?
このサンチアゴ航空513便事件は、1990年3月号の「ムー」や、2001年9月に放送された「USO!?ジャパン」等でも紹介されています。
この事件は、バミューダトライアングルに消えた飛行機が返ってきたということで、「逆バミューダ・トライアングル現象」と言われ話題になりました。
サンチアゴ航空513便事件はタイムワープした?
サンチアゴ航空513便事件については、超常現象研究家のセルスー・アテロ博士は「ほぼ確実にタイムワープして消えたのだろう」ともコメントしたとも、ウィークリー・ワールド・ニューズでは報じられています。
サンチアゴ航空513便事件の不可解な点は?
そんなサンチアゴ航空513便事件ですが、話題になっていくにつれいろいろな不可解な点があることが明らかになっていきました。以下の通りです。
- 乗客乗員、パイロットまで全員白骨化した遺体なのにどうやって着陸したのか
- 衝撃的な事件なのになぜ、ウィークリー・ワールド・ニューズ以外では報じられていないのか
サンチアゴ航空513便事件の真相はどういうことなのか、詳しくご紹介していきます。
<スポンサーリンク>
サンチアゴ航空513便事件の真相!嘘!?
サンチアゴ航空513便事件の真相とはどういうことなのでしょうか?嘘なのでしょうか?結論からいうと、ウィークリー・ワールド・ニューズのフィクションであるようです。
そもそもウィークリー・ワールド・ニューズというのは、超常現象等のフィクションやジョークを主に報じているタブロイド紙なんだそうです。
サンチアゴ航空513便事件は実在しない事件と言われている理由には、以下のようなものがあります
- サンチアゴ航空は存在しない
- ドイツの「アーヘン空港」、ブラジルの「ポルト・アレグレ空港」は存在しない
- 事件が起こったとされる1954年9月4日、1989年10月12日には、航空機事故が発生したという記録がない
- 自動操縦による着陸は1954年当時は不可能だった(初の着陸成功は1966年)
- サンチアゴ航空513便に搭載されていたというフライトデータレコーダーは1956年に開発されたため、1954年に失踪したサンチアゴ航空513便に搭載されてはいないはず
- 超常現象研究家のセルスー・アテロ博士という人物は存在していない
ウィークリー・ワールド・ニューズは他の同様の事件も報道?
さらに、ウィークリー・ワールド・ニューズは、サンチアゴ航空513便事件と同様の以下のような事件も報じていました。
- 1939年4月16日、リオデジャネイロ発ハバナ行のDC‐3348便が行方不明となった55年後の1992年にコロンビアのボゴタ空港に着陸し、乗客は白骨化していたと1992年に報道
- 上記の着陸日時が1994年となっただけの全く同じ事件を1994年にも報道
- 1942年12月5日、ソ連上空で旧ドイツ軍のクラウス・ジーガート大尉が行方不明となり、1989年、ミンスク空港に白骨化して着
いずれもそのような事故が起こったという記録はなく、同様にウィークリー・ワールド・ニューズによるフィクションだろうと言われています。
サンチアゴ航空513便事件の真相はフィクション?
今回は、サンチアゴ航空513便事件についてご紹介しました。35年前に失踪したはずの飛行機が白骨遺体を乗せて現れるという超常現象が起きた事件でしたが、フィクションの可能性が高そうです。
本当にそのようなことが起きたらと思うと怖いですね。しかし、バミューダトライアングルにより飛行機が行方不明になる話はいくつもあります。飛行機に乗る際には、お気をつけて…
<スポンサーリンク>
最近のコメント