守銭奴とは?意味は?読み方は?心理や特徴、診断方法もまとめ!
<スポンサーリンク>
守銭奴とはどういう意味?
そもそも守銭奴の読み方は?しゅせんど?意味はケチ?
そもそも守銭奴とはなんと読むのでしょうか?読み方ですが、「しゅせんど」と読みます。
守銭奴の語源は?
守銭奴の語源についてですが、1668年に発表されたモリエールの戯曲「守銭奴(L’Avare)」だと言われています。
この戯曲の主人公、アルパゴンはお金に異常に執着している男であり、お金のために子供たちを結婚させようとするような人物です。
この戯曲が元になって、お金に異常に執着する人を「守銭奴」と呼ぶようになったと言われているようです。
守銭奴を英語で言うと?
ちなみに守銭奴を英語で言うとどうなるのでしょうか?守銭奴を表す英語の名詞は「miser」となるようです。
守銭奴の他に、ケチ、一文惜しみというような日本語訳になります。やはり英語でも良い意味の言葉としては用いられません。
守銭奴の心理とは?価値観もまとめ!
続いて、守銭奴と言われるような人の心理や価値観についてまとめていきます。守銭奴の心理や価値観とはどんな感じなのでしょうか。
守銭奴の心理・価値観①とにかく貯金が一番
守銭奴の心理・価値観の一つ目は、とにかく貯金が一番大事と思っていることです。
通帳の貯金額が増えていくことが大好きで、とにかく貯金をしますが使う目的・目標があるわけではありません。
貯金を増やすということが目的なのであって、貯金額が増えていることに喜びを感じています。
守銭奴の心理・価値観②損・お金にならないことは嫌い
守銭奴の心理・価値観の2つ目は損をすることやお金にならないことは好きではないことです。守銭奴はお金を貯めこむことがすべてなので、損をすることが嫌いです。
また、ボランティアや寄付など、人のためになることに価値を感じません。ボランティアするくらいなら働いて貯金をすると思うでしょう。
物を買うときにも最安値で買おうと躍起になる場合があります。損をしたくないからです。
守銭奴の心理・価値観③お金の話、得をする話が好き
守銭奴の心理・価値観の3つ目は、お金の話や得をする話が大好きということです。お金のことばかり考えているので、お金の話ばかりに食いつきます。
お金を増やすことが大好きなので、得をする話も大好きです。
守銭奴の心理・価値観④消費が嫌い
守銭奴の心理・価値観の4つ目は、消費が嫌いということです。お金は使うためにあるものですが、守銭奴にとってお金は貯めるものでしかありません。
消費するとお金が無くなってしまうので、消費することは悪であるとも感じている場合があります。
守銭奴の心理・価値観⑤守銭奴という自覚はない
守銭奴の心理・価値観の5つ目は、自分が守銭奴という自覚はないということです。貯金はよいことだと思っているので、自分はむしろ良いことをしていると思っています。
そのため「守銭奴」などと良くない印象を持たれているというのは思いもよらず、むしろ倹約家ですごい!と思っていることもあるでしょう。
どうして守銭奴になってしまう?
とにかくお金が大好きで、得をすることばかり考えている守銭奴ですが、どうして守銭奴はそのような価値観になってしまうのでしょうか。
守銭奴になってしまう人は、幼少期が貧しかったり、家庭が金銭トラブルをかかえていたりとお金で困った経験がある人も多いようです。
その他、将来に不安を感じやすいタイプである場合もあります。将来を不安に思いすぎるあまり、とりあえず貯金をしておこうと貯金のことで頭がいっぱいになってしまうのです。
<スポンサーリンク>
守銭奴かも!?守銭奴診断リスト!守銭奴の特徴は?
続いては、守銭奴の特徴から自分や周りの人が守銭奴かどうかが診断できるチェックリストをご紹介します。
たくさん当てはまっているという人は守銭奴かもしれません。ぜひ試してみてください。
守銭奴の特徴①貯金が大好き
3D Animation Production Company/Pixabay
守銭奴の特徴の1つ目は、貯金が大好きということです。何よりも貯金が好きなので、自分が好きなものであってもとにかく安く済ませようとします。
無駄遣いをしないどころか、必要なものでも買わない場合があります。
守銭奴の特徴②貯金がある
守銭奴の特徴の2つ目は、貯金があることです。守銭奴はお金を使わないので、一見お金がないのかと思われがちです。
かなり倹約家なのに実は貯金がかなりあるというような人は守銭奴かもしれません。
守銭奴の特徴③お金の話への食いつきが違う
守銭奴の特徴の3つ目は、お金の話になると急に食いつく、お金の話が大好きということです。お金の話になると人が変わったように食いつく人は守銭奴かもしれません。
守銭奴の特徴④損得が基準
Clker-Free-Vector-Images/Pixabay
守銭奴の特徴の4つ目は、物事の考え方は損得ベースだということです。基本的に損得でばかり物事を考える人は守銭奴かもしれません。
守銭奴の特徴⑤おごりはしない、きっちり割り勘
守銭奴の特徴の5つ目は、きっちり割り勘をしたがることです。
例えば飲みに行った場でも割り勘は1円単位できっちりとしたい派です。1円でも他の人のために多く出すということはしたくないでしょう。
むしろ、そんなに食べていない人や多く食べた人の分までチェックし、割り勘に差をつけたがる場合もあるでしょう。
守銭奴の特徴⑥プレゼントやご祝儀は嫌い
守銭奴の特徴の6つ目は、他人のためにプレゼントを買ったり、お祝いを渡すことがあまり好きではないことです。
自分のお金をつかって他人をお祝いしたいという気持ちがないので、プレゼントやご祝儀を出し渋ることがあります。
自分のお金を使ってまで他人を喜ばせるということに意義を感じていないのです。
守銭奴の特徴⑦お金持ちとばかり付き合う
守銭奴の特徴の7つ目は、お金持ちとばかり付き合うことです。お金持ちとの付き合いは大事にします。得をする場合が多いからです。
逆にお金にならない人との付き合いは嫌いですので、一般的には付き合いが悪い人と思われる傾向があります。
守銭奴の特徴⑧無料が好き
守銭奴の特徴の8つ目は無料が好きということです。お金を使わないことが大好きなので、無料でもらえるものや、おごってもらうようなことが大好きです。
お得なクーポンやアプリを使いこなし、おごりとわかると自分では注文しない高いメニューを頼んだりします。
守銭奴の特徴⑨とにかく最安値
守銭奴の特徴の9つ目は、とにかく最安値で買いたいということです。どこでなら一番安く手にいれることができるか徹底的に調べ、安く手に入れるためならお店をはしごするような労力も気に留めません。
また、買い物をするときの価値観は、まず安いことです。デザイン性や使いやすさなどは二の次となります。
守銭奴の特徴⑩お金の使い道は決まっている
守銭奴の特徴の10個目は、お金の使い道が決まっているということです。守銭奴は無駄な出費をしません。
そのため毎月出費する項目を固定したがります。予定外の出費は嫌いなので、大事な付き合いでも断ってしまうことがあります。
守銭奴の特徴⑪お金は貸さない、もしくは利子を請求
Clker-Free-Vector-Images/Pixabay
守銭奴の特徴の11個目は、お金は絶対に貸さないということです。たとえ相手が家族や親友など信頼できる人物でも基本的にお金を貸しません。
貸すならばしっかりと契約書を書かせたり、利子を要求したりすることもあるようです。
守銭奴の特徴⑫投資が好き
守銭奴の特徴の12個目は、投資などの儲け話が好きということです。守銭奴はお金を増やしたいので投資などの儲け話が大好きです。
収入を増やすためならば投資について一生懸命勉強することもいとわず、株や不動産、仮想通貨などにも興味があります。
守銭奴の特徴⑬仕事熱心
守銭奴の特徴の13個目は、仕事熱心だということです。お金を稼いで貯めるために残業や休日出勤も大好きです。
無駄なことにお金を使いたくないので、特に休日にお金がかかる趣味がしたいとも思いません。
守銭奴かも!?守銭奴を治すには?
ここまでお読みいただいて、自分も守銭奴かも…と思った方で、守銭奴を直したい!と思ったら、下記を参考にしてみてください。
守銭奴の直し方①貯金の目的を考える
守銭奴を直したいならば、まずあなたの貯金の目的を考えてみてください。お金とは本来、使うためにあるものです。ため込む一方で、使わないのならば意味がないのです。
あなたはどうしてそんなに一生懸命努力して貯金をするのでしょうか?貯金の目的を考えてみましょう。
守銭奴の直し方②将来が不安ならFPに相談
貯金の目的を考えたときに将来が不安だから貯金をしているという場合には、思い切ってファイナンシャルプランナーなどのプロに相談してみましょう。今後必要となる貯金計画やあなたにお勧めの投資方法などを丁寧に教えてくれます。
将来に向けてあなたが十分だと思う金額を貯金できていけるように、計画を見える化してみてください。将来に必要なお金以外は、今あなたが使ってよいお金です。将来も大事ですが、若くて健康な今もとても大切ですよ。有意義にお金を使っていけたらよいですね。
守銭奴の直し方③お金を使って少し贅沢してみる
なんとなくお金を使えない、またはお金を使うことに意義を見出せないという人は、思い切っていつもより少し贅沢をしてみましょう。
外食をしない人は外食をしてみたり、趣味があればいつもより少し贅沢に出費してみましょう。
お金を出す分、より満足な対価を得られる場合もあります。お金を使うことに価値を見出せれば、多少お金を使うことに抵抗はなくなるでしょう。
守銭奴の直し方④お金のことを考えないようにする
守銭奴は常日頃お金のことを考えすぎているので、自らお金のことを考える機会を減らすようにしていくのもよいでしょう。特にお金について不安があるタイプの守銭奴では、その不安を取り除くことができればお金について考えなければいけない状況から解放されるでしょう。
守銭奴の類義語や対義語は?
最後に、守銭奴の類義語や対義語について簡単にご紹介します。
守銭奴の類義語
守銭奴の類義語としては、「金の亡者」や「銭ゲバ」といった言葉があります。金の亡者とはお金の事ばかりにこだわる人の事です。
銭ゲバというと、銭ゲバのゲバはドイツ語の「ゲバルト(武力闘争)」から来ていて、お金のためなら手段を選ばない人のことです。
ケチも類義語かと思いますが、ケチとはお金に関すること以外にも使う言葉です。
守銭奴の対義語
Joel santana Joelfotos/Pixabay
守銭奴の対義語としては「浪費家」でしょうか。浪費家とは、お金を無駄遣いしてしまう人の事です。
守銭奴の意味や心理、特徴まとめ!
3D Animation Production Company/Pixabay
今回は守銭奴という言葉の意味から、守銭奴の心理や価値観、特徴による診断、直し方までをご紹介しました。守銭奴とはあまり良い印象を持っていない人に対して使われる言葉です。
貯金をするというのは一般的に良いことでしょうが、守銭奴になってしまわないように気を付けたいですね。程よくお金を使いながら、今も楽しんで生きていけるのが一番良いのではないでしょうか。
<スポンサーリンク>
最近のコメント