フェミニストとは?本当の意味は?男性もいる?うるさいという声もまとめ!
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フェミニストとは?意味は?男性もなれる?
「フェミニスト」とはどういう意味なのでしょうか?「フェミニスト」というと女性のイメージですが、男性のフェミニストもいるようです。
意味について、詳しくご紹介していきます。
フェミニストとは?意味は女性の権利拡張・男女平等を支持する人?
フェミニストとは、すべての性は平等であるべきという思想の元、女性の権利拡張や男女平等を訴える人のことです。
フェミニストが行うような、女性の権利拡張や男女平等を主張する行為のことを「フェミニズム」と呼びます。
「フェミニスト」と聞くと、男性が嫌いな人というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、そもそも「フェミニスト」の思想の根本には男女平等があります。
「フェミニスト」とは男性嫌いということではなく、男性も女性も平等な権利を持つべきと訴えている人達のことを指します。
フェミニストは男女の固定観念に縛られない?
フェミニストは女性の権利を主張するだけでなく、「女だから」「男だから」という考え方に縛られない思想も持っています。
女だから結婚したら家庭に入る、力仕事は男の仕事、というようなことも、性別による固定観念と言えます。
男性のフェミニストとは?
「男尊女卑」という言葉があるように、人類は性による差別では女性が軽視されてきた歴史がありました。
そのため、「フェミニスト」というと、女性の権利を主張する女性というイメージが強いでしょう。
しかしながら「フェミニスト」の根底にあるのは男女平等です。男性も女性も平等な権利をと願っている男性もフェミニストと言えます。
フェミニストの行為「フェミニズム」の歴史と波
フェミニストが行っているような「フェミニズム」という言葉が現在のような意味で使われるようになったのは、19世紀末頃からです。
そんな「フェミニズム」の歴史について簡単にご紹介します。「フェミニズム」には大きく4つの波があります。
第1波は19世紀末から20世紀前半頃、欧米で女性の参政権や財産権、相続権などの男性の権利との平等を求める運動があったことです。
第1波によって、男性のみで行われていた政治や行政に女性が参加する権利が生まれていきました。
第2波は、1960年代後半から1970年代前半頃、アメリカで女性解放運動が起こったことです。
第2波では、「男は仕事、女は家事」というような固定観念の払拭や、性的な自己決定権を要求していきました。
第3波は、1980年代後半から1990年代にかけて、「インターセクショナリティ」「ダイバーシティ」という考え方が普及していったことです。
「インターセクショナリティ」とは、差別の原因は性別のみならず、人種や宗教など多くの要素が絡むという考え方のことです。
一方「ダイバーシティ」とは多様性、つまりいろいろな個性を尊重しようという考え方のことです。
このような考え方の元、自分らしさを大事にしよう、個々を認めようというような動きが活発化していきました。
第4波はまさに現在、フェミニズムが大きく注目されているところです。
セクハラや性的暴行についてSNSで発信する「#Me too」運動や性別に関わらずあらゆる人が平等を推進する「HeForShe」運動などが挙げられます。
フェミニストは有名人にも多い?若い人に影響?
フェミニストがより注目されるようになったのは、有名人の影響も大きそうです。
特に海外では自身が「フェミニスト」だと主張するセレブは多く、「フェミニスト」という言葉を耳にする機会も増えたことでしょう。
特に、女優のエマ・ワトソンさんは、男女平等・女性の地位向上を目指している国連組織・UNウィメンの親善大使でもあり、フェミニストとして有名です。
若い世代でフェミニストが増えている?
先にご紹介したエマ・ワトソンさんのように、フェミニストとして意見を発信するセレブは増えています。
その影響で、若い世代にフェミニストが増えていると言われています。
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フェミニストはうるさい・うざい?マイナスイメージも
男女平等を主張する「フェミニスト」ですが、フェミニストは男性が嫌いというようなイメージや、めんどくさい話題だと思っている人も多いようです。
「フェミニスト」と聞くと、うるさい・うざいと感じる人も少なくないようです。
フェミニストはSNSがうるさい・うざい?
「フェミニスト」をうるさい・うざいと感じる原因はSNSにもありそうです。SNSでは過激な主張のフェミニストが散見されます。
特に「ツイフェミ」と言う、twitter上で意見を言うフェミニストが問題視されているようです。「ツイフェミ」は過激なフェミニズム発言をする人という蔑称でもよく使われます。
そのため、SNSをよく使う若い人の中では「フェミニスト」に対して良くないイメージを持つ人も多いようです。
「フェミニスト」は顔がブサイクで男性嫌い?
フェミニストに対して、顔がブサイクで被害者意識が強く、男性嫌いの女性だというような偏見もあるようです。
言うまでもなくこのようなイメージは偏見ですが、映画やドラマなどでフェミニズムを主張するキャラが、いわゆる「さえない女子」として描かれてきたのも一因かもしれません。
男性は「フェミニスト」にマイナスイメージ?
特に男性では「フェミニスト」にマイナスイメージを持つ人も多いようです。
現在は電車に女性専用車両があったりと、男性の若い世代ではむしろ「女性ばかり優遇されている」という印象がある人も多いようです。
すでに男女平等は達成されていると思っている若者世代も多いようですが、現在でも男女平等は法的には達成されていても、慣習などでは不平等と言われているのです。
男女平等を望む人は多いのに「フェミニスト」は敬遠されている?
このような理由から、現在、フェミニストを敬遠する人が少なくないようです。
しかし質問を変えて「男女は常に平等に扱われるべきだと思うか?」と問うと、「そう思う」と回答する人は、80%を超えるほど多いのです。
つまり現在、「フェミニスト」は過剰な主張や男性嫌いなど、本来は意図していない誤ったイメージが広く浸透してしまっているという問題点を抱えています。
フェミニストの対義語は?
フェミニストの対義語にも注目が集まっているようです。フェミニストとはフェミニズムを支持する人の事ですが、フェミニズムの反対語としては「反フェミニズム」という言葉が使われます。
その「反フェミニズム」を主張する人の事をアンチ・フェミニストと言うようです。
先にもご紹介した通り、過剰なフェミニズムや男性嫌いなどを理由にフェミニズムをよく思わない人や、男性の地位が危ぶまれることを不安に思う人などがアンチ・フェミニストとなっている場合があります。
また「ミソジニスト」という、女性蔑視の考え方を持っており、男性の優位性を主張する人達を指す言葉も対義語と言えそうです。
その他、男性主義を主張する「マスキュリスト」も対義語に当たるでしょう。
「マスキュリズム」は元々「男尊女卑」を主張する行為でしたが、現在では男性こそが差別を受けていると考える人達が、女性が優位になった世の中の平等を主張する行為を指しています。
フェミニストの意味まとめ!
今回は「フェミニスト」という言葉の意味について注目しました。フェミニストとは、女性の権利や男女平等を主張する人の事です。
偏見や過激なSNSからマイナスイメージを抱く人も多いようですが、フェミニストの本来の意味は男女平等を支持する人のことです。
正しい意味を理解していなかった人も多いのではないでしょうか?今回、「フェミニスト」について正しい意味を知っていただけたら幸いです。
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