ケサランパサランとは?正体は?育て方や幸運を運ぶ説もまとめ!
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ケサランパサランの意味とは?幸せを運ぶ生き物!?
ケサランパサランとはいったい何なのでしょうか?不思議な生き物を意味するんだとか。詳しくご紹介していきます。
ケサランパサランとは?幸運をもたらす生き物?
ケサランパサランとは、白い毛玉、あるいは綿毛のようなものの事です。綿毛タイプは空中をふわふわ飛んでいますが、一方毛玉タイプは桐箱などに収められていることが多いようです。
季節的に7月頃から秋頃にかけて多く目撃されると言われています。
見ると幸運になる、もしくは幸せを運んでくると言われていて、妖力を持つ妖怪、あるいは未確認の生き物など、いろんな説が言われています。
ケサランパサランの語源は?
それではどうして「ケサランパサラン」は「ケサランパサラン」という名前なのでしょうか。
語源としては、スペイン語の「ケセラセラ(Que Será, Será)」(なるようになるの意)、あるいは梵語の「袈裟羅・婆裟羅」という説があります。
「袈裟羅・婆裟羅」の「袈裟」はお坊さんが着ている布のような衣装の事です。「婆裟羅」は自由奔放で遠慮がない振る舞いや様子を表すそうです。
あるいは江戸時代に薬として使っていた「鮓荅(へいさるばさる)」という、牛や馬等の家畜の胆石や結石が語源という説もあります。
ケサランパサランを見つけると幸せになる?
ケサランパサランは見つけると幸せになると言われています。
地域によって少しずつ伝承が違ったりするのですが、年に1度しか見てはいけない。あるいは人に見せたり言ったりしてはいけないと言われていることもあります。
ケサランパサランは主に東北地方で伝わっているものなのですが、ケサランパサランを持っていると「裕福になる」ということでこっそりと保有している家もあるそうです。
代々受け継がれていたり、後に詳しくご紹介しますが育てて増えたケサランパサランを子孫に受け継いでいるような家もあるんだとか。
ケサランパサランはどんな生き物?育てると増える!?
ケサランパサランは育てると大きくなり、分裂して増えることもあると言われています。
それでは、ケサランパサランは最後は死んでしまうのか?ということですが、寿命等についてはよくわかっていません。
数年経つと色あせてきて、やがて崩れてしまったというような話もあるようです。
ケサランパサランの歴史!江戸時代から確認されていた!?
それでは、ケサランパサランはいつ頃から確認されて話題になっていたのか?ということについてですが、最も古いのは江戸時代であるようです。
ケサランパサランは、江戸時代に大陸から飛来した、あるいは南蛮貿易で輸入された珍品であるという説があるようです。
一方で、口外してはいけないという性質上、昔から田舎で買われていたものが江戸時代に広まって話題になったという説もあります。
ケサランパサランが大きく話題になったのは1970年代後半のことでした。ケサランパサランの話題が朝日新聞の地方版にて取り上げられたのがきっかけだと言われています。
1970年代といえば、ちょうどUMAブームの最中で、ケサランパサランもUMAの一種として話題になっていきました。
岩手県の山形村でケサランパサランが飛んでいる!と話題になったことがありましたが、その際のケサランパサランは蔦植物であるガガイモの種の綿毛だったようです。
その後は1960年代に帰化し、全国で野生化していったセイヨウオニアザミの綿毛も本物のケサランパサランだということで採取され、販売されていたこともあったようです。
1970年代頃に話題になったケサランパサランは綿毛タイプのものですが、一方で毛玉タイプのケサランパサランは、東北地方の家で受け継がれてきたものであるようです。
こちらについては1970年以前から保管されていたもので、持っていると裕福になるが、口外すると神通力が失われるとされていました。
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ケサランパサランの捕まえ方と育て方!餌はおしろい?
それでは、ケサランパサランはどのようにすれば捕まえることができるのでしょうか?飼い方や育て方についてもご紹介していきます。
ケサランパサランの捕まえ方!どこにいるの?
まずケサランパサランがどこにいるのか?ということについてですが、ケサランパサランの目撃情報は全国各地で報告されているようです。
ビワの木の近くで見たという目撃情報が多いとも言われているようなので、ビワの木の近くで探してみるのも良いかもしれません。
ケサランパサランの飼い方!育て方は?餌は?
ケサランパサランの飼い方についてですが、東北で受け継がれてきた方法を参考にすると、まず桐箱が必要であるようです。
桐箱に空気穴をあけて、ケサランパサランを入れましょう。
餌についてですが、ケサランパサランはおしろいを食べると言われています。おしろいも一緒に入れておくか、1年に1回しか姿を見てはいけないので、空気穴から餌のおしろいを入れられるようにしておくとよいかもしれませんね。
ケサランパサランの正体は!?
飼うこともできるケサランパサランですが、その正体とはいったい何なのでしょうか?ご紹介していきます。
正体①動物の毛
正体と言われている一つ目は、動物の毛という説です。小動物の毛皮が乾燥して丸まり、ボンボンのようになったという説があります。
その他、ワシやタカなどの猛禽類が小動物を食べると、その毛が消化されずにまとめて吐き出すことがあるそうです。
これはぺリットと呼ばれるのですが、このぺリットがケサランパサランの正体なのではないかという説もあります。
正体②アザミなどの植物の種
続いてご紹介するのは、アザミなどの植物の種という説です。過去に「セイヨウオニアザミ」の種子がケサランパサランだと採取されていたように、正体はアザミなどの植物の種なのではないかと言われています。
アザミの他、ガガイモの種子なのではという説もあるようです。
種子の綿毛は軽いので、ケサランパサランの特徴である、空中をふわふわ飛んでいるというものにも合致しますね。
正体③鉱物
3つ目の説は、鉱物の一種という説です。上の画像はオーケン石(オケナイト)と呼ばれる鉱石なのですが、まるでウサギのしっぽのような繊維を形成しています。
確かに見た目ではケサランパサランにそっくりなのではないでしょうか。しかし鉱物なので餌を与えたところで反応はなく分裂するということはないでしょう。
また、空中をふわふわ飛ぶというのも、鉱石なのでそれほど軽くはないでしょう。
正体④生き物
4つ目の説は、何らかの実在する生き物という説です。ワタムシや雪虫、アオバハゴロモの幼虫などが可能性としてはあり得ると言われています。
こちらの写真はアオバハゴロモの幼虫ですが、確かに白くてふわふわした見た目をしていますね。
正体⑤妖精
5つ目の正体は、妖精という説です。先にもご紹介したとおり、ケサランパサランはビワの木の周りでよく目撃されるとも言われています。
そのため、ケサランパサランは「ビワの木の精」とも呼ばれていて、妖精なのではないかとも言われているのです。
正体⑥カビ
6つ目の説は、白カビというものです。確かに白カビであれば分裂したようにも見えますし増えます。
餌のおしろいをあげると増えるというのもつじつまが合います。
ただ、綺麗に丸く球状になるかというのはやや疑問が残ります。
ケサランパサランの実際の体験談!実在するの?
ケサランパサランの実際の体験談についてはどうなのでしょうか?ケサランパサランは本当に実在するのでしょうか?
ケサランパサランを逃がして捕まえたら不幸に!?
とある人の友人の話ですが、その友人はケサランパサランらしい幸せを運ぶという生き物を捕まえて、そのあと、宝くじを立て続けに当てたんだとか。
その約1年後、友人はその生き物を逃がしてしまい、後日捕まえることができたものの以前のケサランパサランは白かったのに、今度のものは茶色か灰色のようにくすんでいたんだとか。
その後友人の身には、試着した指輪が抜けなくなったり、彼女が妊娠して堕胎して慰謝料を請求されたりしたもののそれは嘘だったというような出来事が立て続けに起こりました。
自殺の瞬間を見たり、友人の姉までおかしくなったりということがあり、本人にも事故が多発して入院したりしたそうです。
この友人はケサランパサランについて漏らしてしまったために不幸になってしまったのかもしれませんね。
運のいいおばあさんが亡くなって
伝え聞いた話ということですが、とあるとても運が良かったおばあさんがいて、そのおばあさんは旦那さんを亡くしたとき急に運がよくなったんだそうです。
旦那さんから継いだ仕事が成功し、土地を相続して高く売れ、どんどんお金持ちになり子供が3人いたものの不自由なく大きくなったそうです。
会社に危機があっても助け船があったり、事故にあっても大事に至らなかったり、子供が病気になって難しい手術が成功したりということがありました。
そのおばあさんは銀色のおしろいケースをとても大事にしていたそうですが、おばあさんが大往生して亡くなった際、子供が棺桶におしろいケースを入れようとすると蓋が開いてしまったそうです。
おしろいが舞い上がったと同時に、何か大人の手のひらサイズのものがふわふわ飛んでいき、誰も追いかけず、そうしているうちに消えたそうです。
するとその後、会社の倒産や子供の病気の再発など、次々に災難に見舞われたんだとか。
ケサランパサランがサランラップを直した!?
とある人は、家庭菜園の手入れをしていた際に、背後に存在感を感じて振り返ると、タンポポの綿毛のようなものがいたそうです。
なんだか変わった虫がいると思って放っておいたものの、農作業の邪魔にならないようと手に取ったところ、ふわふわ大根畑に飛んで行ったそうです。
その際は見送り、後から調べたらケサランパサランだと気づき、大根畑に急いだもののもういなかったそうです。
その日家に帰ると、裂けたりして端が分からなくなりどうしようもなかったサランラップが綺麗に戻っていたんだとか。見ただけでもご利益があるのですね!
ケサランパサランは本物!?
今回はケサランパサランについて、ご紹介しました。ケサランパサランとは不思議な存在で正体もよくわかっていませんが、幸せを運ぶというのは体験談からも本当のようですね。
ただ、口外すると不幸なことが起こる可能性もあるのかもしれません。
もしケサランパサランを見つけたら…誰にも言わずにこっそり飼うのがよいでしょう。
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