もののけ姫のダイダラボッチは実在する妖怪!?伝説もまとめ!
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そもそもダイダラボッチの意味は?
ダイダラボッチとは伝説の巨人
昔話にもよく登場し、山や湖を作った、足跡を残したといったような話が多いようです。
国づくりの神への巨人信仰がダイダラボッチの伝説につながっていったのではないかと言われています。
ダイダラボッチの歴史!常陸国風土記に登場!
ダイダラボッチについて歴史的に見ていくと、奈良時代に作られた「常陸国風土記」に記載があります。
常陸国の那賀郡(現在の茨城県那珂郡)にある大櫛之岡に大きな人がいて、岡の上にいながら海の蛤を掘り起こすほどの大きさだったと書かれています。
その巨人が食べた貝殻の殻が積もって丘になり、大櫛之岡(現在の大串貝塚)と呼ばれるようになったということです。
また「播磨国風土記」にも播磨国の託賀郡(現在の兵庫県多可郡)に、常にかがんでいた巨人がこの地にやってきて、ここは天が高いのでまっすぐ立って歩けると言ったという記載があります。
そのため、「高(たか)」という意味で「託賀郡」と呼ばれるようになり、巨人の足跡は数々の沼になったと言われています。
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ダイダラボッチは実在する!?写真がある?
日本各地に伝説があるダイダラボッチですが、実在するという説があるようです!本当なのでしょうか?
茨城県常陸太田市でとられた写真にダイダラボッチ
昭和12年の夏に撮影されたというとある写真。茨城県常陸太田市の山中でとられたという写真には、山の谷間に裸の人が写っており、デイダラボッチではないかと話題になりました。
2013年、台湾で撮影された写真にデイダラボッチ
2013年には台湾で撮影された写真にデイダラボッチが写っていると話題になりました。
とある警察官がiPhone4で、台湾の台東県の嘉明湖近辺にて撮影したというその写真には、巨大な人が写っているのです。
半透明で手には水掻きが付いている巨人が歩いていて、かなり大きいように見えます。
モバイル機器やCGの専門家などに写真を鑑定してもらった結果、合成写真である可能性は低いとのことだったそうです。
2008年の岩手、宮城内陸地震の報道で巨人の骨!?
2008年には、6月14日に岩手、宮城内陸地震が起きた際、震度6強の大きな地震だったため被災地にヘリコプターが飛んでいてリアルタイムで被災地の状況が報道されていました。
その際、上空から映された自身で崩落した崖の映像になんと巨人の骨が映っていて、多くの人がその巨人の骨に気づいて話題になったそうです。
しかし、次にその巨人の骨があった場所が映された際にはブルーシートがかけられていて、後日には何もなくなっていたと言われています。
ダイダラボッチの伝説まとめ!
続いては、ダイダラボッチの伝説についてご紹介していきます。世界に伝わる巨人伝説、日本各地に伝わるダイダラボッチの伝説にはどのようなものがあるのでしょうか?
日本の伝説では、東日本により多く伝わっているようです。ご紹介していきます。
世界の伝説①ネフィリム族
世界の伝説の一つ目は、ネフィリム族です。名前は「(天から)落ちてきた者達」という意味なのだと言われています。
旧約聖書の「創世記」や「民数記」、旧約聖書外典の「ヨベル書」「エノク書」に記載されている種族です。
神と人間の子供がネフィリム族とされていて、英雄だったという説もあれば、共食いをしたり殺し合いをしたりしていたという説もあるようです。
エジプトでは巨人のミイラが見つかっていて、このミイラはネフィリム族のものだろうと言われています。指は96cmもあり、指の先には爪、骨も残っていたとされています。
世界の伝説②タイタン族
世界の伝説の二つ目は、タイタン族です。ティーターンとも呼ばれているタイタン族は、ギリシャ神話・ローマ神話に登場する神様です。
天の王とされるクロノスをはじめ、オリュンポスの神々に先行する神々であり、巨大な体を持つと言われています。
ガイアとウラノスを両親としていて、男神6人、女神6人の12神を指していて、ティーターン十二神とも呼ばれています。
日本の伝説①富士山などの山
続いては日本の伝説についてご紹介していきます。一つ目は、山にまつわるものです。日本を代表する山である富士山にも逸話があります。
富士山を作るために、ダイダラボッチは甲州の土を取ったので甲州が盆地になった、あるいは近江の土を掘ったので琵琶湖ができたとも言われています。
その他、日本各地には以下のような伝説があるようです。
- 榛名富士を土盛りして作り、掘った後が榛名湖。富士山より低いのは、土を運ぼうとしたら夜が明けて途中でやめたから。
- 浅間山が富士山の高さに嫉妬して土を分けるように言ったので、ダイダラボッチが土を運んだところ、浅間山が土が足りないと怒ってダイダラボッチを叩いた。すると土がこぼれて前掛山になった。怒りだした浅間山は噴火した。
- 筑波山と富士山の重さを測ろうと天秤棒に2つの山を結わえて持ち上げたところ、筑波山のみが持ち上がった。結わえたつるが切れて筑波山が落ちてしまった際、1つの峰だったものが2つに割れてしまった。
日本の伝説②足跡や手の跡
二つ目は、足跡や手の跡とされている伝説です。以下のようなものがあります。
- 赤城山に腰かけて踏ん張った際、くぼんで足跡ができ、木部の赤沼になった。
- 静岡市のだいらぼう山頂にある150mものくぼみは、ダイダラボッチが琵琶湖から富士山へ土を運ぶ途中に左足を置いたあとである。
- 富士山を持ち上げて運ぶ途中に疲れて富士山に乗って休んだところ、そこに根が生えてしまい持ち上がらなかった。その時踏ん張った後が今の相模原市にある鹿沼公園になっている。
日本の伝説③その他
その他にも、ダイダラボッチには以下のような伝説もあります。
- 赤城山に腰かけ、利根川で足を洗っていた。
- 碓氷峠で休んでいると、妙義山まで届いた足の指をイノシシが芋と間違えてかじった。ダイダラボッチはイノシシを握りつぶし、浅間山でイノシシ鍋を作ったところ、鍋をこぼした場所から塩気がある温泉が湧いた。
- 秋田県の横手盆地を湖から干拓した際、ダイダラボッチが水をかいて泥をすくってくれて工事が捗った。
- 東信濃はかつて湖の底だったが、デイダラボッチが「岩鼻」という山を砕いて水を排出して平地を作った。その地は大佐久(南北佐久)と小佐久(小県)と呼ばれるようになった。
ダイダラボッチは実在するのかも!
今回は伝説の巨人「ダイダラボッチ」について、ご紹介してきました。ダイダラボッチではないかと言われている写真もあり、世界中に伝説があることから、ダイダラボッチは実在しているのかもしれませんね。
もののけ姫でも有名なダイダラボッチですが、怖いイメージがあったのですが、人の手助けをしていたという伝説もあり、優しい一面もありそうです。
最近でも台湾でダイダラボッチのような写真が撮影されるなど、もしかすると今後また情報が出てくる可能性もありそうですので期待しましょう。
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