トイレの花子さんの起源とは?実話がある?【都市伝説】
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トイレの花子さんの起源がやばい!実話だった!?
ポンキッキーズで放送されていたアニメ「花子さんがきた!!」でもよく知られている都市伝説「トイレの花子さん」。
実は起源となった実話があると言われているのですが、ご存知でしょうか?早速ご紹介していきます。
トイレの花子さんの都市伝説の起源は古い!1950年代から?
「トイレの花子さん」の都市伝説の始まりはかなり古く、1950年代から始まったと言われています。
「三番目の花子さん」としてよく知られるようになり、1980年代頃から日本全国の子供たちの間で噂になりました。
それに伴い、1990年代には映画やアニメ、漫画などの作品にも登場しています。
赤い吊りスカートをはいて、白いワイシャツを着ていて、おかっぱ頭の女の子だという姿が有名です。
都市伝説としては、「誰もいないはずの学校のトイレで呼びかけると花子さんから返事がもらえる」というような内容で広まっていきました。
有名な噂では、学校の校舎の3階のトイレで扉を3回ノックして、「花子さんいらっしゃいますか?」と尋ねるのを一番手前の個室から奥まで3回ずつ繰り返します。
すると3番目の個室から、小さな声で「はい」と返事があり、その扉を開けてしまうと花子さんがいてトイレに引きずり込まれてしまうと言われています。
花子さんの起源の実話とは?一家心中事件?
Clker-Free-Vector-Images/Pixabay
そんな「トイレの花子さん」の起源となった実話があるという噂ですが、本当です。しかし、実話にはいくつかあるようです。
一つ目は、1937年(昭和12年)に岩手県で起こった5人家族の心中事件です。父親が不倫をしていて、それを苦に母親が図った一家心中事件だったということです。
その父親と母親には長女と長男、次女の3人の子供がいました。長男と次女が母親に殺されてしまうところを目にした長女は家から逃げ出し、学校のトイレに隠れたんだそうです。
その様子を用務員が見ていて、長女を追いかけてきた母親が用務員に長女について尋ねました。
用務員は「トイレの一番奥にいる」と教えてしまったのです。長女は母親にトイレから連れ出され、次の日、家族と一緒に死体が発見されたそうです。
この事件があった後、長女が隠れたという学校では長女とよく似ている女の子が目撃されるようになったそうです。
長女は、白いブラウスに赤のジャンパースカートを着ていて、おかっぱ頭だったんだそうです。
ただ、名前については「花子」という名前ではなかったそうです。しかし「花子」というのは当時よくある名前だったので、「花子さん」として都市伝説で広まっていったのではないかと言われています。
文京区小2女児殺害事件も?
「トイレの花子さん」の起源の実話と言われている二つ目は、「文京区小2女児殺害事件」です。
1954年(昭和29年)に東京都文京区の元町小学校で起こった事件で、とある小学校2年生の女子生徒が暴漢に襲われました。
当時は現在のようなセキュリティはなく、小学校には誰でも入れるような状況にあり、場合によっては学校のトイレは公衆トイレのように生徒以外も利用していたそうです。
被害に遭った女子生徒は、休み時間にトイレに行きたくなったため、友達に一言かけトイレへ行きました。
しかし女子生徒は授業が始まっても帰ってこず、友達も先生も特に気に留めず探さなかったそうです。
数時間後、あまりにも女子生徒が戻ってこなかったので全員で探しました。少女は正面玄関のトイレで暴行され、下着を口に詰められて絞殺された無残な姿で見つかりました。
犯人は捕まっており、当時20歳の男性で2年後に死刑になっています。
トイレの花子さんの最も古い都市伝説
一方で、トイレの花子さんの最も古い都市伝説だと言われているのは、次のようなお話です。
休日に学校で遊んでいたとある少女が、突然構内に侵入した変質者に襲われたため、逃げようと校舎に入って3階へ駆けあがりました。
3階のトイレに駆け込んだ少女は3つ目の個室に隠れていたのですが、変質者は探し当ててしまい、殺されてしまったのでした。
このような話から「三番目の花子さん」という都市伝説が広まっていったと言われています。
父親から虐待を受けていた少女が正体という説も
その他、父親から虐待を受けていた少女の都市伝説が花子さんの起源という説も存在しています。
父親から虐待を受けていた少女はある時、頭に大きな傷を負ったことが原因で死んでしまったそうです。
花子さんはその少女の霊であり、おかっぱ頭で当時の傷を隠しているというような内容になっています。
花子さんの起源にまつわるその他の噂は?
上記のような都市伝説の他にも、以下のような説もあるようです。
- 福島県のとある図書館の窓から落ちて死んでしまった少女の霊
- 埼玉県のとある学校のゴミ捨て場に花子さんの墓がある
- 東京都のとある学校の体育館の裏に花子さんの墓がある
- 柿の木から柿をもぎ老人ホームに届けていた少女がいて、交通事故で亡くなり幽霊になって木の上に住み着き「柿の木の上の花子さん」となった
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トイレの花子さんにまつわる噂一覧!各地の噂は?
最後に、トイレの花子さんにまつわる、日本各地の噂について、一覧でご紹介していきます。
トイレの花子さんについての都市伝説には、各地で細部が違っているパターンが多くあるようです。
- 岩手県和賀郡黒沢尻町:3番目の個室に入ると「3番目の花子さん」という声が聞こえ、床穴から大きな白い手が出てくる
- 山形県:トイレを出るとき「花子さん」と呼ぶと返事があるが、嫌な声で返事があると何か起こる、あるいは花子さんの正体は3つの頭がある体長3mの大トカゲであり、女の子の声で相手を油断させて食べる
- 東京都:とある小学校で3階にある女子トイレの奥で「花子さーん」と呼ぶと「なーに?」と声が返ってきて、16時過ぎにトイレで「花子さん、ごめんなさい」というと「いいのよ」と返事がある
- 神奈川県横浜市:女子トイレにはハナコさん、男子トイレにはヨースケさんがいて、呼びかけて3秒以内に逃げられなかったら殺される、または男子トイレの便器の周りを3回回って「ハナコさん」と呼べば便器から血だらけの手が出てくる
- 千葉県:2階にあるトイレの2番目の個室に入って3回回って「みーちゃん」と呼び水を流すと「はーい」と返事がある
- 長野県:女子トイレの3番目の個室をノックし「ゆきこさーん」と呼べば「はーい」と返事がある
- 岐阜県:とある学校の構内に旧式の汲み取り式の便器があって、そこで3回回り「花子さーん」と呼ぶと「はーい」と返事が来る
- 大阪府:花子さんを呼ぼうとトイレのドアをノックしたところ、標準語で「危ないわね、やめなさいよ」と返ってきた
- 兵庫県:1番目のトイレには花子さんの父親、2番目のトイレには母親、4番目のトイレには妹、5番目のトイレには弟、男子トイレの2番目のトイレには祖父がいて、呼ぶと「うちの花子に何か用か?」と聞かれる、また花男、小花子という親戚もいて、毎年群馬県で集会を開いて、1年の方針を決めている
- 島根県:花子さんと遊ばないと追いかけられてしまう
トイレの花子さんの正体は実話かも?
今回はトイレの花子さんの正体にまつわる説についてご紹介しました。トイレの花子さんの正体の噂には、実話もあったとは驚きですね。
1990年代頃にブームとなったトイレの花子さん。もしかすると、本当に存在していた幽霊なのかもしれませんね。
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