扇風機の都市伝説!つけっぱなしで寝ると死ぬ?
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扇風機の都市伝説!つけたまま寝ると死ぬ?理由は?
暑い夏の夜、扇風機をつけっぱなしにするという人もいるのではないでしょうか?エアコンより経済的で使いやすいですよね。
しかし、「扇風機はつけたまま寝てはいけない」という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。
扇風機には、つけたまま寝ると死ぬ、もしくは、当たりすぎると体に悪いという説があるようです。そういわれる理由を詳しくご紹介していきます。
理由①部屋の酸素が薄くなり窒息する
扇風機をつけたまま寝ると死ぬと言われる理由の1つ目は、部屋の酸素が足りなくなって窒息するからというものです。
扇風機をつけていると部屋が真空状態になってしまうとも言われているようです。
これは韓国でよく信じられている説であるようです。密閉された部屋や就寝中に扇風機をつけていると死ぬと言われています。
理由②皮膚呼吸ができなくなる
理由の2つ目は、扇風機にあたりながら寝ると皮膚呼吸ができなくなるというものです。
理由③低体温になる
理由の3つ目は、低体温症になってしまうというものです。寝ている間扇風機をつけっぱなしにすることで、知らないうちに体温がぐんぐん下がり低体温になり死んでしまうという説です。
理由④脱水症状になる
理由の4つ目は、脱水症状です。汗をかいて、扇風機の風で蒸発し、どんどん水分を奪われてしまい脱水症状になってしまうという説です。
脱水症状になった結果、血液がドロドロになって脳梗塞や心筋梗塞などの塞栓症を起こして死ぬとも言われているようです。
理由⑤体が冷やされる・風圧のストレスで体調を崩す
5つ目ですが、死ぬとまではいかないものの、体が冷やされたり、同じ場所に長時間扇風機の風が当たり続けることで風圧のストレスがかかったりして気分が悪くなったり、体調を崩すというものです。
扇風機をつけっぱなしで寝ると死ぬは本当?嘘?
続いては、扇風機をつけっぱなしで寝ると死ぬ、もしくは当たり続けるとよくないというような説は本当なのか検証していきます。
まず①の説ですが、扇風機で窒息したり、真空状態になるというようなことはなく、迷信のようです。
②の説も、皮膚呼吸ができなくなって死ぬというようなことは人間ではなさそうです。人間は呼吸を皮膚呼吸に頼っているというようなことはなく、ほとんどを肺呼吸でまかなっています。(皮膚呼吸は肺呼吸の0.6%程なんだそうです。
③の説の低体温、④の説の脱水症状は起こりえますが、普通に健康体の人が死んでしまうという場合は極めて少ないようです。
扇風機によって、室温より数℃低いくらいまでは皮膚温度を下げることができるそうです。
ただ、日本の夏は湿度も気温も高いので、扇風機の風にあたっていただけで健康な人が死亡するというのはほぼあり得ないというのが現在の見解のようです。
しかし、⑤のように、体調を崩すというのは医学的にもあり得ることです。寝冷えしたり、風圧のストレスで体が重く感じるようになったりすることがあります。
特に病気や過労の時、泥酔した時、睡眠薬を飲んでいて眠りが深い時、高齢の人などは注意が必要とのことです。
扇風機をつけたままで亡くなった人は多い?
一方で、2000年代頃までは、扇風機をつけたままの人が亡くなったというようなニュースはたくさん報じられていたそうです。
真夏の風呂上りにお酒を飲んで扇風機にあたっていたら突然死した、というような報道もよくあったようです。
このような報道については、扇風機のせいというよりは、入浴や飲酒などによる影響の方が大きいのではないかと言われています。
扇風機で死ぬのは嘘なの?
結局、扇風機をつけっぱなしで寝ると死ぬというのは嘘なのでしょうか?ありうるのでしょうか?
健康な状態であれば、扇風機をつけたまま寝て亡くなるというようなことはないですが、体温低下と軽い脱水症状というのはあり得ないわけではありません。
高齢だったり病気があったりするような人や、過労、泥酔状態、睡眠薬の服用時などには使い方に気を付ける必要があります。
昔、テレビ番組の実験で、室温28℃で1mの距離から「強」の風を浴び続けるというものがあり、表面温度は30℃まで下がって、腕が痛くなったり指先の感覚がなくなったりという症状があったとされていました。
1mの距離から「強」の風にあたり続けるという人はなかなかいないかと思いますが、泥酔時などには注意が必要です。
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寝るときの扇風機には首振りやタイマーを!
寝るときの扇風機のつけっぱなしはよくはないということがわかりましたが、寝るときに扇風機をつけたい人は多いでしょう。
寝るときは首振りにして、一か所に風が当たり続けないようにしたり、タイマー機能を使って長時間当たり続けないようにしたりするとよいようです。あまり近くから扇風機の風に当たらないようにするのも良いでしょう。
扇風機をつけながら寝たら頭が痛くなったという経験をしたことがある人はいるのではないでしょうか?この頭痛は水分不足が理由だと言われています。
体温の低下や水分不足で体に不調をきたさないようにしたいですね。
扇風機+濡れタオルは正しく使って!
また、扇風機に濡れタオルをかけることで、風をより涼しくする方法がありますが、扇風機に濡れタオルをかけたからといって死ぬというのも、上記と同じで健康な人であれば、ないでしょう。
ただ、濡れタオルを体にかけたり巻き付けたりすると危険ですので絶対にやめましょう。
扇風機をつけたままで寝ても死ぬことはない?
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今回は、扇風機をつけたままで寝ると死ぬという都市伝説について、紹介してきました。
健康な人が扇風機のつけっぱなしだけで死ぬというようなことはないようですが、確かに体温低下や水分不足には気を付ける必要がありそうですね。
一方で、アメリカの研究によると、寝る前1時間ほど扇風機を使ってから寝た人の方が長く深い睡眠をとることができたというデータもあるそうです。
寝る際には、首振り機能やタイマー機能などをうまく使って、快適に寝られるよう工夫しましょう。
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